こんばんは、まよなかインディーズです。
今回は TEAM SHINZA さんの『死写ZERO -SHISYA ZERO-』をプレイしました。2026年7月31日に発売されたばかりの新作です。
先に一番伝えたいことを書きます。このゲーム、BGMが本当に怖い。
心霊写真そのものより、鑑定中に流れる音楽の方が精神を削ってきます。「早く終わらせたい」という気持ちだけで手を動かしていました。
> 【2026年8月12日 追記】 2周目をクリアしたので、記事を更新しました。
> 結論から言うと、このゲームは2周目まで遊んで初めて完成します。
> 詳しくは後半の「2周目について」をご覧ください。
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## どんなゲームか
心霊怪談チャンネル【タタリウム】の新企画、という設定で物語が始まります。
リスナーから投稿された心霊写真を「鑑定」し、そこに隠された事件や怨念を「考察」していく。それがプレイヤーの仕事です。
![心霊怪談チャンネル タタリウムの配信画面]

操作はクリックのみ。難しい操作は一切ありません。
鑑定の手順は2段階です。まず写真の中から心霊現象を見つけ出し、次にその写真の背景にある物語を考察していきます。
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## 良かったところ
### 「見えなかったものが見える」瞬間
このゲームの核心が、写真の調整機能です。
コントラストを変える。階調を反転させる。 たったこれだけの操作で、さっきまで何もなかったはずの場所に、何かが浮かび上がってきます。
![写真画像調整の画面]

*コントラストや階調を変えながら、写真の中を探っていきます*
これが本当に怖い。自分の操作で「見つけてしまう」構造になっているので、驚かされるというより、自分から怖いものに近づいていく感覚があります。
昔、子どもの頃に見ていた夏の心霊写真特集。あのときの不安とドキドキを、久しぶりに味わえました。
### 鑑定と考察が分かれている親切設計
これは地味ですが、すごくありがたい仕様でした。
心霊現象の場所を特定できれば、その後の考察でうまくいかなくても先に進めます。
つまり、「怖い写真をもう一度見せられる」という事態を避けられるんです。考察を間違えるたびに写真を見返さなければならない設計だったら、私は途中で投げていたと思います。
![鑑定失敗の画面]

とはいえ、考察には写真の情報が必要なので、まったく見ないわけにもいかない。 このバランスが絶妙でした。
### 考察時のぼかしが助かる
考察パートでは、写真にぼかしがかかります。
これも大きい。心霊現象がはっきり見えている状態で考察させられたら、内容が頭に入ってきません。怖がらせる場面と、考えさせる場面がきちんと分けられています。
### 考察の難易度がちょうどいい
難しすぎず、簡単すぎず。写真とお便りの情報を丁寧に読めば、筋道が立つように作られています。
![心霊現象の数を選ぶ画面]

考察は選択式で進みます。私は何度か失敗しましたが、それも「読み込みが足りなかった」と納得できる難易度でした。
### 演出がじわじわ壊れていく
お便りを2パターンずつ進めていくと、途中で誰かの過去の思いや、言われた言葉が画面に現れます。
そして進むごとに、タタリウムの映像そのものがおかしくなっていく。 終盤の演出は、正直トラウマになりそうでした。
### 音楽が素晴らしい
怖いと文句を言いながらも、書いておきたいことがあります。
BGMのクオリティがとにかく高い。 サウンドを手がけている DJ SHINGA さんの仕事が見事です。鑑定中の圧、静かな場面の不穏さ、演出が壊れていくときの音。すべてがこの作品の体験を作っています。
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## 気になったところ
### BGMが強すぎて会話が入ってこない
これが最大の指摘です。
鑑定中のBGMが怖すぎて、心霊怪談チャンネルの会話がまったく耳に入りませんでした。 音楽に急かされて、早く終わらせることばかり考えてしまう。
演出としては大成功なのですが、キャラクターたちの掛け合いを楽しむ余裕は、正直ありませんでした。
### 会話を読む時間がない
心霊現象を探している最中、写真の下でキャラクターたちが会話をしています。
ところが制限時間があるため、会話を読む余裕がありません。 探すことに集中していると、下の文章は視界に入ってこない。ここは少しもったいないと感じました。
### 心霊現象が後半になるほどきつい
進めるほど、写っているものが怖くなっていきます。
正直に書きますが、最後の方は強すぎてスキップしました。 ビビりには厳しい。ただこれは、作品の出来が良いことの裏返しでもあります。
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## 2周目について
ここからが本題かもしれません。
この作品は、2周目まで遊んで初めて完成します。
1周目のスタッフロール後に「2周目のシナリオが開放されました」と表示されます。タイトル画面から「はじめから」を選び、2周目を選択してスタートです。
![2周目のタイトル画面]

2周目では、タイトル画面からして様子がおかしい?
### 何が変わるのか
鑑定を進めるという流れ自体は変わりません。ただし、出てくる心霊写真は1周目とすべて別物です。焼き直しではありません。
そして重要なのが、鑑定の合間に挟まる会話や記憶の断片です。1周目では意味が分からなかったこれらが、2周目では意味を持ち始めます。
![廃墟古民家の鑑定画面]

「なぜこの心霊写真の考察を始めたのか。」
その答えが2周目で明かされます。登場キャラクターたちの背景も、少しずつ見えてきます。
ネタバレになるのでこれ以上は書きませんが、1周目で「よくできた心霊写真ゲーム」だと思っていた作品が、2周目で別の顔を見せてきます。
### 2周目の難易度
前半4つほどの鑑定は、それほど難しくありません。5つ目あたりから考察が難しくなります。
とはいえ選択式なので、会話をきちんと読んでいれば筋は通ります。理不尽な難しさではありません。
### そして7枚目
1周目でも2周目でも、7枚目が一番怖かったです。
ただし、怖さの種類がまったく違います。1周目の7枚目と、2周目の7枚目。どちらも忘れられませんが、来るものが別物でした。
これは実際に体験してほしいので、これ以上は書きません。
▼ 2周目の内容について(ネタバレあり・クリックで開きます)
2周目で扱う心霊写真は、法事、ビル火災、廃墟古民家、トンネル、禁足地、廃旅館、卒業式、そして最後の1枚という構成です。
鑑定の合間に現れる記憶や会話は、ミナミに関係しているようです。1周目で断片的に流れていた赤い文字のメッセージが、2周目では文脈を持ちます。
8枚目については、1周目と同じものが出てきます。ただし、そこに至るまでの経緯を知った状態で見ると、意味がまったく変わって見えます。
より詳しい鑑定箇所と考察の答えは、後日あらためて攻略記事としてまとめる予定です。
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## 怖さの度合い
かなり怖いです。 当サイトでこれまで紹介した中では、いちばん精神的にきます。
理由は3つあります。実写素材を使っていること、BGMの圧が強いこと、そして自分でクリックして心霊現象を「見つけにいく」構造であること。
受け身で驚かされるのではなく、自分から探しに行かされるのが独特の怖さです。
なお、開発元も注意事項として明記していますが、心臓の弱い方や恐怖表現が苦手な方は無理をしない方がいいと思います。私も終盤は本気で手が止まりました。
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## こんな人におすすめ
おすすめできる人
– 心霊写真ものが好きな人
– 昔テレビでやっていた心霊特集が好きだった人
– 考察・推理要素のあるホラーが好きな人
– じっくり画面を観察するのが好きな人
合わないかもしれない人
– 実写のホラーが苦手な人
– 大きな音や圧の強いBGMが苦手な人
– 怖いものをじっくり見続けるのがつらい人
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## まとめ
1周目・2周目を通してクリアした総括です。
BGMがとにかく怖い。 心霊現象そのものが本気で怖くなるのは終盤ですが、音による圧力は最初から最後まで続きます。
考察の難易度はちょうどよく、鑑定と考察を分けた親切設計のおかげで、ビビりの私でも走りきることができました。
そして何より、2周目まで遊んでこそこの作品です。 1周目で終わらせてしまうと、この物語が何だったのかが分からないまま終わります。時間はかかりますが、必ず2周目まで進めてください。
380円で2時間半ほど遊べて、この密度。コストパフォーマンスは相当に高いです。
![タイトル画面]

次回作にも期待しています。
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*※ この記事はネタバレを抑えて書いています。詳しい攻略情報は後日別記事にまとめる予定です。*
*※ 本作は実写素材を使用していますが、登場する人物・物語はフィクションです。*
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## 実況動画
プレイの様子は動画でも公開しています。

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